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方言

今日の学習者は1月に来たばかりの中国人の男性Pさん。日本の企業に研修できているそうです。
期間は6カ月で、会社でコミュニケ―ションをとりたいからと日本語会話を学びたいと言うことでした。

最初にレベルチェックテストをしますが、ひらがな、カタカナなどの学習はできていて、簡単な会話はできることが分かりました。そこで、会話を中心に、発音、イントネーションを正していくレッスンをすることにしました。

最初は自己紹介の原稿を作り、暗記して言えるように練習しました。

中国人の学習者を今まで何人か教えてきましたが、中国も日本と同じように、地域によって方言があり中国人同士でも、理解できない言葉があるということでした。その為に普通語(プートンファ)という、共通語を学校では勉強するので、みなそれで話をするのだそうです。
わたしは聞いていても中国語の方言はわかりませんが、日本語を話す時に、それぞれ癖があるのに気がつきました。
日本人もそうですが、例えば英語もネイティブのように流暢に話せる人は別として、英語は日本語英語になってしまいます。クラブの子ども達もそうですが、CDで練習しても(していないという声も聞こえてきそうですが)、イントネーションがフラットで、なかなか英語のリズムで話せないとか、発音も日本語にない音は出せないなど、難しいことが幾つかあります。

中国人にとっても同じで、中国語には四声というのがあって、イントネーションやリズムで意味が変わりますが、日本語の鼻にかかる発音の言葉が難しくて言えないとか、カ行がガ行の発音になってしまうとか、フラットな日本語のイントネーションに、抑揚がついてしまうとか、いろいろ出身地域によって苦手なところがあることに気がつきました。
今日の学習者は上海からきていますが、英語も少しできて、日本語の発音も比較的上手に話せていました。上海は国際都市なので、そういうことからも外国語に対して、柔軟に順応できるのかなと思いました。
by teddybearclub | 2010-01-30 20:20 | *日本語クラスから